○細谷(昭)委員 私は、本来的には用水も含めて用排水、これは全額国庫負担にすべきだというふうに考えているのですけれども、用水につきましては永久水利権の問題もこれあり、農民の負担というのはある程度しようがないのじゃないか、こんなふうに思うのですが、少なくとも排水については現在の混住地帯という観点からすれば、もう本当に早く、今言ったような農民負担なし、すべての排水路についてそういう措置を講ずることが必要
問題は、今例えば道路を考える、農道を考えた場合、それから大規模な排水を考えた場合に、農村はほとんど現在、混住地帯であります。混住地帯であるということで社会的な基盤が変わってきている。もう十年も二十年も前に策定した皆さん方の構造改善計画というのは、根本的に見直さなければならないという、そういう時代が変わってきているということなんです。
都会地やその他の混住地帯は多少変わってきていますが、日本の、地方の農村というものには、やはりそういうものが厳然として残ってあるわけです。そういう面は今非常に大事な面であるとも考えております。そういう面も忘れてはいけないと思うのであります。